2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

イタリアの人々の『死』にやさしく寄り添うチベット文化 その2

イタリア人にとって、いつも『死』はタブー、口に出してはいけない忌まわしいものだ。そしてそれは現代日本でだって同じことだろう。 文学的になら、人間はむしろ『死ぬ』ために生きている、「死」とはすなわち「生」であり、「生」はすなわち「死」である、…

イタリアの人々の『死』にやさしく寄り添うチベット文化 その1

フィアットと2006年の冬季オリンピックで有名なトリノの街から空を見上げると、遠くの雲間にまるで幻のように連なるアルプス山脈。街中から車をがんがんに飛ばして約一時間。ようやくダニエラさんのお宅に辿り着く。 なぜわたしがアルプスくんだりまで行って…

アルプス帰り。

一日、ネットを見なかっただけなのに、G20が終わったり、チベットでいくつか抗議活動があったり、多々の出来事があったようだ。 純白の雪を頂くアルプスの麓にせっかく行ったのに、デジカメの電池切れで一枚も写真が撮れなくて、本当にがっかりした。

Global issue としてのチベット。

Tibet issueに関わりはじめた理由、つまり個人的なモチベーションというのは人それぞれだし、実際のところ、それはきっかけにすぎないのかもしれないと思う。わたしの場合はチベットの密教を面白いと思ううちに、チベットの青年たちに巡り会って、いよいよチ…