チベット医学と西洋医学の接点
「チベット医学と西洋医学の接点」という項目で、Pagliato先生の「腫瘍学における瞑想」という論文(あるいはエッセイといったほうが良いかもしれないが)を訳しているところだが、なかなかまとまった時間がとれずに先に進めずにいる。まだ少し先にはなるが…
さて、今日は、Pagliaro先生の記事の続きを引き続き訳すことにする。今日、昼間、Pagliaro先生から電話をいただき、新しい本を出版したので送るからね、とはつらつとした声でお電話をいただいた。「今度は、さらに難解だけれど、面白いよ!」とおっしゃって…
さて、チベット医学を学び、毎日の治療に生かしていらっしゃるPagliaro先生の記事の題名は、La meditazione in oncologia、『腫瘍学における瞑想』と訳しておく。 腫瘍学とは、癌をはじめとする肉腫の医学的研究のこと。詳しくは以下のWikiを。 http://ja.wi…
さて、ちょっと前にとてもおおらかなPagliaro教授のことを書いたが、Pagliaro先生に診療していただければ、あっと言う間に病気もふっとぶなあ、と思えるほど、アクティブで快活な先生である。イタリアのある公立病院の臨床心理学のディレクターとして、信望…
人生、ちいさな問題がいろいろあっても、それが人生ってもんだ、と割り切れている間は順風満帆なのである。自分は強い人間で、助けなんて必要ないと豪語もできる。しかし、過去、本当に絶望し、ワラでもなんでも身近にあるものは何でも掴みたい、あるいはこ…
イタリア人にとって、いつも『死』はタブー、口に出してはいけない忌まわしいものだ。そしてそれは現代日本でだって同じことだろう。 文学的になら、人間はむしろ『死ぬ』ために生きている、「死」とはすなわち「生」であり、「生」はすなわち「死」である、…