2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

どんなちいさい情報でも。

コリエレ紙がイタリアのメディアであったということで、やっぱり最後まで書いておくことにする(ちなみに対抗馬のリプブリカ紙の4月25日のパンチェン・ラマに関する記事は非常に平衡感覚のある記事だった)。また、「さらに、こういうことがあった場合」…

29日、亡命政府、イタリアで6,500人の政治犯のリストを発表。

北京オリンピック以前から昨年チベット内部で起こった抗議活動によりに中国当局から逮捕された、チベット人政治犯の6,500人の人々の名前を記したリストが,明日 Montecitorio (下院)のMappamondo(プレスルーム)で発表される。これはチベット人権センターに…

今日のNY TIMESはチベット&ジャパン

China Can’t Have It Both Ways(チャイナ、矛盾しているよ)すみません。時間がなくてひどいコメントをつけていました。以下()内は簡単な要約というかコメントです。 Article Tools Published: April 26, 2009The Chinese government issued two statemen…

おおらかな臨床心理学の先生

先日、ご縁があって、とある公立病院の臨床心理学セクターのディレクター Pagliaro教授に会った。その話はいずれまとめて書いて忘備にしたいのだけれど、まとめるとなるといろいろリサーチしなければならないことがあるので、先延ばしにしよう。でも、これは…

非暴力で闘うということ。

We hated the chinese when we were kids;living in Tibetan refugee camps in thesathyamangalam jungles of Kamataka we had never seen any Chinese but we knew stories in the Mao Zedong and his red guards invading Tibet and occupying ourcountry …

チベットの学生たちの新たな抗議活動

24日の早朝、SangchuのLagrangにあるチベットの学校の学生たちが、学校を抜け出し、中国政府に抗議するためデモ行進したことを昨日のPhayulが伝えていたが、Facebookにそのときの模様を写した写真が出回っていたので、こちらにもペーストしておくことにする。…

パンチェン・ラマの誕生日は署名集めで。

今日のローマは快晴。目映いばかりの太陽で目が痛くなるほどだった。気温は上がっても、ずっとぐずついた毎日が続いていたので、街行く人の足取りも軽やかで、気の早い人はタンクトップを着て歩くほど。築300年、400年は当たり前、築100年だと「お、ずいぶん…

やっぱりそうだったのか。

4月20日のコリエレ紙の記事の訳を、産経の福島香織記者の今日のブログで引用していただいていた。ずいぶん以前から読ませていただき、更新を心待ちにしていたブログだったので、わたしはたいそう嬉しかった。そのうえ、ここ数日ぼんやり考えていたーあのシン…

「なぜ、西側がこれほどチベットに肩入れするか」というリサーチ?

最近、普通に暮らしていてちょっと気になることがあった。イタリアの友人と話していて、「自分の若いジャーナリストの友達が中国で出す本の構想を練っている」というのである。そりゃ中国は巨大マーケットである。その若い優秀なジャーナリスト君は、その中…

チベット医学で、元気をとりもどすぞ

ここ数日、春が訪れ、気温とともに身体も精神もすっかり弛緩して、どうもいまひとつ集中力が足りない。できるだけ早く前に進めなければならないはずの(予定ではとっくに終わっているのだが)あれこれの懸念事項、リサーチや段取りがあるというのに、やる気…

Yoichi Shimatsuはこの人だ!

http://www.chinapictorial.com.cn/jp/se/txt/2009-03/06/content_183035_2.htm このサイトが今回の会議なのか、どうか判然とはしないが、Yoichi Shimatsuというのはこの人だろう。(島津洋一氏の写真は削除しました。上記サイトで発言を確認してご判断くだ…

パンチェンラマ報道から一日経って。

昨日のcorriere紙の報道に、われわれは愕然とした。 チベット問題を知らない人々、しかも発言者がどういう経歴を持った人か知らない人は、ああ、そうなのか、と鵜呑みにしてしまうだろう。しかも発言者が中国人でもなく、チベット人でもなく、第三者的な立場…

パンチェン・ラマ十一世 すでにご崩御。 何これ? イタリア・コリエレ紙報道 

チベット青年から、YOICHI SHIMATSU って誰? corriere della sera すぐに見て!というメイルが来たので、さっそく電子版へ出かけると、パンチェン・ラマ11世はすでにご崩御、本物のパンチェン・ラマは北京が選んだパンチェンラマだけだ。 という驚愕の記…

イタリア、共産主義者 撲滅キャンペーン?

今日Facebookをちらちら見ていたら、こんなキャンペーンを見つけた。これはパロディ、共産主義が大嫌いなベルルスコー二をちゃかして、コミュニストたちが作ったネット上のグループだ。発起人たちは学者や、地方自治体のお偉方だったりするのもびっくり。も…

チベットって、日本で一体どういうイメージなの?

わたしは、もう何年もイタリアに暮らしていて、こちらでチベットのことをいろいろ勉強したものだから、日本での一般的なチベットのイメージというのがいまひとつ分からない。去年の3月14日のラサでの大規模な抗議活動以来、何人かの友人や父親から「危険…

ヨーロッパのチベットに関する状況

今日は中国に関するいろんな記事をネットで読んで、まとめようと思ったが、とりあえず、リンク先だけアップすることにする。 http://jbpress.ismedia.jp/category/china http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-37531120090416 http://sank…

瞑想はいかがわしいのか。

日本の友人にチベットが大好きだ、瞑想も実践したい(結局、なかなか定期的に実践できないのだが)と話すと、約半数の人から「え?ついにハリシュマも宗教にかぶれたのか」という反応が返ってくる。 反対にイタリアで「何の宗教を信仰しているの?」とたびた…

アイデンティティはどこにあるか

今日はチベット内部からイタリアに直接やってきた青年と、チベットにたびたび出かけているイタリア人の青年と一緒に昼食をとる。イタリア青年は、今まで4回チベットに長期滞在して、チベット語も日常会話なら問題なく話すことができるそうだ。その彼は、「…

中国の人権改善についての覚え書き

http://www.rfa.org/english/news/china/chinarights-04132009135313.htmlRadio Free Asiaに中国人権改善プランについての記事が載っていたので、覚え書きのために抜粋、要約しておこう。中国政府が出した人権問題改善プランには市民の人権だけでなく、TVな…

イタリアの大学の卒業式

一昨日、昨日と、卒業する青年の卒論の副主任としてディスカッションに参加するために、「心ここにあらず」、という状態が続いた。漸く昨日それが終わったが、無事というわけにはいかず、普段あまり反省をしないわたしも、今回ばかりはかなり反省してしまっ…

中国 初の人権計画? 

MNS産経ニュースより 中国政府は13日、宗教や表現の自由など国民の基本的人権の改善を目指す国家人権行動計画(2009〜10年)を発表した。人権をテーマとした国家計画の策定は初めてで、内外から強まる人権改善要求に応える狙いがある。 新華社電によ…

ミラノの奇跡 デ・シーカ

今日はイースター。イエス様が復活した日だ。 相応しい映像は? と考えて、デ・シーカのMiracolo a Milanoのダイジェスト版を。 Verso un regno dove buongiorno vuol dire veramente buongirno. よい毎日だけがある王国へ、本当に本当によい毎日だけがある…

チベット内部、緩まぬ緊張。

チベット内部、Sichuanの農家の人々の、いっさいの耕作を拒絶するという静かなる、しかし断固とした講義活動が続いている。 http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article6074301.ece 北京は、この抗議活動に対し、地域を武装警官で包囲すると…

気になる記事

今日、il sole 24 oreをちらっと覗くと、中国関係の記事で気になる記事が出ていたので、備忘として要約。温家宝が強調したように、中国政府は年間のGDPの半分もの金額をアメリカ国債に投資している。したがって、中国は再びアメリカに経済危機が派生すること…

再び、中国とわたし

おそらく北京はいま、この世の春を謳歌しているのだろう。 経済危機からこちら、世界各国、特に先進国と呼ばれる国の最大の関心時は自国の経済を立て直すこと。したがって、わがイタリーのベルルスコー二首相がエリベザス女王陛下に叱られるという珍事(その…

信じられない発言

今日、ベルルスコー二がラクイラの地震の被災地を訪れて、人々をねぎらったのだが、そのときの発言に仰天した。 「家を失った方は、アドリア海の沿岸のホテルに行ってください。そしてゆっくり休んでください。政府がすべて負担しますからね。実際、今はいい…

パルデン・ギャツオと『雪の下の炎』

間もなく日本では、楽真琴監督のパルデン・ギャツオ師のドキュメンタリー『雪の下の炎』が封切られることと思う。 この映画は、つい最近、トリノのフィルムフェスティバルで上映されて、絶賛を受けた作品だ。この映画の評判を聞きつけて、ぜひ観たいと集まっ…

ラクイラの地震

昨夜はいつもより遅く床につき、しかも疲れていたので、夜中にグラグラ大きく揺れているのは分かったが、一体現実なのか夢なのか、分からないまま、また再び眠った。 朝、同居人が「ラクイラがひどいことになってるぞ、夜中揺れてたよな」と言うのでTVを見る…

イタリアの人々の『死』にやさしく寄り添うチベット文化 その3

人生、ちいさな問題がいろいろあっても、それが人生ってもんだ、と割り切れている間は順風満帆なのである。自分は強い人間で、助けなんて必要ないと豪語もできる。しかし、過去、本当に絶望し、ワラでもなんでも身近にあるものは何でも掴みたい、あるいはこ…

イタリアらしさ

わ〜。TV観てなかったけれど、こんなことがあったんだね。 今日、berlusconi首相はNATO会議の開会式でも、携帯電話片手にメルケルさんに挨拶もせずに、湖の周りをうろうろ歩き回って(話していたのはヴェロニカ。奥さんだったらしいよ)、全員での記念写真に…