チベットの学生たちの新たな抗議活動

24日の早朝、SangchuのLagrangにあるチベットの学校の学生たちが、学校を抜け出し、中国政府に抗議するためデモ行進したことを昨日のPhayulが伝えていたが、Facebookにそのときの模様を写した写真が出回っていたので、こちらにもペーストしておくことにする。
(ところがこの写真は今、中原さんのブログを見て知ったのですが、去年のある大学で起こった抗議行動の際の写真と判明。Facebook投稿者のシンボル的表現だったようです。申し訳ありません)

http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24527&article=Tibetan+students+protest+in+Labrang%3a+Update
チベット文化、ノルブリンカアカデミー長のDolkar Kyap氏がVoice of Tibetラジオに語ったところによると、生徒たちは、その自分たちの大学の中国人生徒数がチベット人を上回ってしまうことに不満を表明しているという。
Kyap氏によると、Sangchu ミドルスクールのチベット学生たちは、自分たちの学ぶ場が中国の学生たちに占拠されつつあると言っているという。抗議活動は、保安部隊によってすみやかに包囲され、長くは継続しなかった。
逮捕者が出たというニュースは出ていない。Kyabは軍によって閉鎖されている地域で、人々から詳細を知ることは難しいとKyap氏は付け加えた。

Phayulが得た情報によると、そのSangchuミドルスクールは、Labrang寺のすぐ近くだという。

チベット亡命政府のオフィシャルウェブサイトは、現地時間7時に行われる朝の体操の時間に生徒たちは抜け出し、「平和と自由」という垂れ幕を掲げ抗議行進を行ったと報告している。
また、抗議した生徒は、Yidorにより書かれたダライラマ法王を非難する』という記事を勉強するように強要されたことに、強い嫌悪を覚えた生徒たちが起こした抗議活動であった、という証言が引用されている。


毎度のことながら、まるでキリシタン迫害のような『踏み絵』行為をいまだに強要し続けるなんて、時代錯誤も甚だしい。最も多感でエネルギーに満ちた学生たち、そして若者たちが自由を剥奪されると、大変な威力になる。毛沢東だって、貧困と抑圧と苦悩から生まれた怪物ではないか! 


昨日、医学を学ぶチベット青年とこの抗議活動について話していると、彼は「もう、チベット内部のことを考えると悲しすぎて頭がおかしくなるから、コーヒーブレイクが必要。そのブレイクになかなかいいPodcastがあるから、ハリシュマも聞いてみるといいよ。リラックスできるよ。あとでメイルで送るね」と言うので、何だろうと思っていると、送ってきてくれたのが、下のPodcast.

http://www.siddharthasintent.org/podcast/

マチュー・リカードやソギェル・リンポチェと同じ師を持つ、「カップ」の監督、Dzongsar Khyentse Rinpocheの法話であった。自分たちの精神文化への深い信頼。とても素敵なこと!