ヨーロッパのチベットに関する状況

今日は中国に関するいろんな記事をネットで読んで、まとめようと思ったが、とりあえず、リンク先だけアップすることにする。
http://jbpress.ismedia.jp/category/china
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-37531120090416
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090416/chn0904162311008-n1.htm
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090417AT2M1702417042009.html
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090417AT2M1703417042009.html
(カザフはかなり戦略的に攻められている。昔、訒小平だか、毛沢東だか忘れたが、チベットは宝石箱ですよ、と言ってほくそ笑んだ(憎々しい!!)というのを読んだことがある。誰が書いてたんだっけ。。。カザフも中央アジアの重要な場所に位置し、石油もあって、中国にはおいしい場所なのだ。軍事的にも利用できるしね)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090417AT2M1601D16042009.html

これらの記事を読んでいると、いろんな角度から中国が見えてくるのだが、さらなる成金への希望は膨らむだけ膨らんでいるけれど、ずいぶんたくさんの問題を抱えて、中国政府はうおさおしているんだな、ともおぼろげに思う。欲にまみれた権力と、これまた欲にまみれた貧困層がさらなるゴールド・ラッシュを狙っているが、カリスマはいないし、共産思想は誰もが嘘って知ってるし、求心力がまったくない。中華思想ナショナリズムを求心力にしようとしているのかもしれないが、そりゃ危険だ。
そういえば最近ダルフール関係の記事を全然見かけないが、いったいどうなっているんだろう。サハラ砂漠に冒険に行った友達が、「いやあ、びっくり。アルジェリアのオアシスにまで中国移民がいた。『カスバの女』は中国人だった」と言っていたが。経済危機に注目するあまり、アフリカの状況を見落としていた。明日にでも調べてみよう。ちなみにイタリアの今日のil sole 24 oreの中国関係の記事は、中国のGDPがこんなに下がった、という淡々としたものだったが、まだ分析できていないんだろう。これも明日の新聞だな。


ところで、日本はいまだにアメリカ国債を買い続けているみたいだけれど、いよいよ祖国はアメリカの属国になるのだろうか。でもまあ、それでもいいや。オバマ大統領を選んだアメリカ国民をわたしは偉いと思っているし、やっぱりいまだにオバマ大統領に期待している。マッチ擦るつかのま、海に霧深し、身すつるほどの祖国はありや・・・(寺山修司リーマン・ショック以来、アメリカはいろんな金融機関の一部を国有化しているが、もはや中国よりアメリカのほうが社会主義的かもしれない。日本もかつては消費による階級の解体が起こって、社会主義的な状況だったのにね。


さて、今日はヨーロッパのチベットに関する記事をふたつ。
ひとつめは、http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24468&article=Dutch+to+invite+Dalai+Lama+to+parliament
phayulの記事から、オランダの政治家がいつもながらの中国大使館の脅しにも負けず、ダライラマを国会に招待、というもの。Bravoオランダ!ダライラマがヨーロッパにいらっしゃる際、毎回必ず、まるで儀礼的な作法のように、中国大使館は、それぞれの政府に抗議というか脅しの文書を送る。ローマでダライラマ法王に名誉市民が贈られたときも、中国大使館から政府に脅しの手紙が来たが、ローマは地方自治体なので、わたしらは関係ない、とイタリア政府は無視した経緯があったっけ。MR.OBAMAAAAの、ベルルスコー二のことだから、中国のことなんかへっとも思っていないのさ。


もうひとつは、ヨーロッパ議会に早くチベット亡命政府を正式にチベットの民の国家権威として認めろ!という署名運動が行われていること。2006年7月にヨーロッパ議会では3年以内に中国との交渉を行い、チベット亡命政府を正式な国家として認めるという方針で動いていく、と決定したがいまだにそれは保留されたままなのだ。
http://www.tibet-europe.eu/IT_home.htm
しかし、ヨーロッパ市民でないわたしは署名してもいいのだろうか。一応、サインをしたことはしたのだが。
頼むよ、EU!