ピッコロなお知らせですが、グランデなチベット医学の機会

ずいぶん前のブログに、7月の22日から、京都周辺でチベット伝統医学のコースが開かれる、と書いたが、日本側の準備も揃い、コースの担当をするドクターも日本へ出発する用意を始めたようだ。

わたしはKu Nyeのコースを受講していないが、4、5年前にローマで同じドクターのマントラの講義を3日間受けたことがあって、そのコースはとても楽しかった。途中マントラの波動を肉体に充満させるために、短い基本マントラ一万回というリトリートも行ってみたが、一日家でマントラ以外の言葉を口に出してはならず、なるべく暗いところで、ろうそくの火を前にしてマントラを唱え続けるそのマントラリトリートもまた、大変よい経験になった(ごく近くにいる人々は、はじめは怪訝そうにわたしを観察していたが、やがてそれにも飽きて、どこかへ出かけてしまったのもよかった)。


ちょっと驚いたのは、マントラ8000回ほどで夜中になってしまい、うつらうつら眠ってしまったときだ。寝ているうちに、驚くような熱い気が身体じゅうから溢れ出したようで、いきなりとてつもない汗をかいて、わたしは飛び起きた。しばらく汗ががんがん止まらず、エネルギーが満ちあふれたようになり、どうしたものか、とまた再び正座をして残り2000回を唱えたのである。今から思うとマントラのコースを受講していたときは、体調がきわめてよかったな。


わたしは基本的に根拠なく神秘を語ることは好きではないので、このやたらにエネルギーに満ちた経験は、マントラ一万回という12時間以上のリトリートで、わたし自身の声の波動が、肉体の筋肉や、固まっている部分を活性化させたのではないか、と思っている。オペラ歌手などボイストレーニングしている人も、このような経験があるのではないだろうか。歌を歌ったり、大声を出すことはどうやら身体に良さそうだ。


Ku Nyeはときどき患者として受けることもあるが、他のチベットお灸やカップリングとともに大変にリラックスする、もりだくさんのマッサージだ。
さて、ということで、その京都でのコースを、ここにも載せておこうと思います。そして興味がある人にはぜひ参加していただきたいと思います。
お問い合わせは京都チベット医学研究会へ。
http://tibetankunye2009.blog45.fc2.com/blog-date-20090618.html