ミラノとローマのデモ 写真

28日、ミラノとローマのデモが予定通り行われた。写真をアップしとこう。




フーチンタオの鼻もピノキオ。可愛すぎる。


イタリアのTibetan Comumunityのイニシャティブで、この抗議活動が行われたが、今日のデモはとてもHeavyだった。
わたしはローマのデモに参加したが、大使館前では、チベットの娘たちはいつになく、感情的な抗議で泣き崩れ、絶叫した。いつもはとてもファッショナブルで、明るくてはつらつとした娘たちが、青ざめた顔で「チベットから出て行って!出ていけ、中国人」と金切り声をあげて、号泣するのを見るのは、とても辛いし、わたしは嫌。悲しい。
中国政府のチベットへの締め付けは日増しに強くなっていて、じわじわと時間をかけて無理矢理に既成事実を作り上げようとしている。27日には中国側が選出した偽パンチェン・ラマに「真実を見る機会を与えてくれた中国政府には感謝している」などと言わせるし、世界じゅうの政府は、投資してくれる中国に遠慮して、民間のマスコミレベルで多少批判しても、毅然とチベットサポートをする勇気がない。でも中国が投資しているマネーは、血まみれなんだよ。
今日、il sole 24oreにNew York timesの記事が転載されていたが、チベット亡命政府をはじめ、世界103の国の政府機関の重要な機密書類を保管するコンピュータが、中国出自のハッカーによりスパイ行為の被害を受けている、とトロント大学が発表している。そのハッカーが中国政府と関係しているかどうかは、定かではない、ということだったが、残念ながらわたしは、中国政府が関係してないわけはない、と思う。ほんの数段の短い記事だったけれど、こんな状況を「中国だったらやりかねない」と余裕しゃくしゃくでほっといていいのだろうか。不安に思うのは、わたしだけだろうか。
各国の経済危機。溺れるものは藁をもつかむというけれど、中国というワラはあまりにも危険だ。