スーチーさんの審理は再度延期されている。

国連事務総長ビルマを訪問したようだが、
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090703AT2M0302C03072009.html
スーチーさんを訪問したいという希望は拒否されたとある。

審理がまた延期されていて、いったいビルマでは何が起こっているのかよく分からないのは不安だ。注視したいと思う。

一方ローマのGuardia di finanza(どう訳したらいいのだろう。警察とか、税関とかではないし、不法な金銭の循環を取り締まる機関という感じか)が、危険性のある中国製の玩具を不法輸入した中国人18人を逮捕。市場に出回れば20.000.000ユーロの利益が上がる玩具の数々が輸入されようとしていたらしい。それも安全性の低い、危険な素材を使用したものだったということ。
http://roma.corriere.it/roma/notizie/cronaca/09_luglio_3/falsi_cinesi_sequestro-1601529626129.shtml
こういうことは、びしびし取り締まってほしいと思うが、最近、中国からの輸入品を検査するために、税関でやたらに時間がかかり、10日前に日本からEMSで送ってもらった書類一式がまだ届かない。イタリアに荷物を送ってもらうと、アジアからの品ということで、税関で必要以上に調べられ、そもそも仕事が遅くて、無責任なイタリアなのに、いつまで経っても荷物や書類が届かないのは迷惑な話だ。そしてまた、危険な玩具を輸入しようとするなんて、中国の人々にも早く、次代を背負う子供たちを愛する「やさしい気持ち」を養って、これ以上イタリアの郵便事情を混乱させないようにしていただきたいものだ。不正を犯してお金持ちになっても、幸せにはなれないよ。欧州に肩を並べたいのなら、こんな不法行為や幼児売買(信じられる?このモラル)http://sankei.jp.msn.com/world/china/090703/chn0907031928005-n1.htmなんてしている場合ではないのでは? 

ところで数日中には胡錦濤がG8の絡みでローマにやってくるはずなので、こういう困ったことをイタリア政府は直訴してくれないと。「お宅から、こんなひどいものが送られてきてますよ」とね。政府が言えないのであれば。わたしが胡さんを直接訪問して、いろいろ伝えたいことがあるくらいだ。
G8のせいで、やたら警戒が厳しくなり始めたローマだけれど、ラクイラでの会議はどうなるんだろうか。ラクイラの人々は戦々恐々としているみたいだが。


ところで、コンピュータに検閲ソフトを設置する中国の法案は延期されたようで、これはいいことだね。これ以上ネットを規制するな、という声を政府も軽く観られなかったというわけで、いい傾向だと思う。ネットからヴァーチャル民主主義が生まれるかもしれない。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090701/chn0907012144005-n1.htm
期待しているよ、チャイナ。時代はすでに大きく変化しているのだから、いつまでも情報規制していると、人々が爆発してしまう。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1316
中国に必要なのは、「魂の救済」「新たな社会政策」とこのコラムにも書いてあるし。次のチベットとのネゴシエーションでは本腰を入れて、真摯に未来を見つめてほしいものだ。まず、次ぎの日程を早急に決定してほしい。