チベットのこと

チベット医学と西洋医学の接点 1 

さて、ちょっと前にとてもおおらかなPagliaro教授のことを書いたが、Pagliaro先生に診療していただければ、あっと言う間に病気もふっとぶなあ、と思えるほど、アクティブで快活な先生である。イタリアのある公立病院の臨床心理学のディレクターとして、信望…

チベットの友人のこと、そしてスリランカのこと。

昨日、わたしが預っていたものを受け取りに、チベット人の友人がやってきた。仕事の途中で忙しいのであんまり長居ができないのだけれど、と小一時間、一緒にお茶を飲んで、世間話をしたり、噂話をしたり、近況を報告し合ったりした。 まだ若々しく、美しい彼…

4月25日の記事につけた写真についてお詫び。

昨日、Tibet Now ルンタの中原さんのブログを読ませていただいていると、4月25日に起こったアムド、ラプランの学生の抗議行動の写真は、実は去年の西南民族大学の抗議行動の際に撮影されたものだということでした。Facebookにラプランの記事とともに出回…

どんなちいさい情報でも。

コリエレ紙がイタリアのメディアであったということで、やっぱり最後まで書いておくことにする(ちなみに対抗馬のリプブリカ紙の4月25日のパンチェン・ラマに関する記事は非常に平衡感覚のある記事だった)。また、「さらに、こういうことがあった場合」…

おおらかな臨床心理学の先生

先日、ご縁があって、とある公立病院の臨床心理学セクターのディレクター Pagliaro教授に会った。その話はいずれまとめて書いて忘備にしたいのだけれど、まとめるとなるといろいろリサーチしなければならないことがあるので、先延ばしにしよう。でも、これは…

非暴力で闘うということ。

We hated the chinese when we were kids;living in Tibetan refugee camps in thesathyamangalam jungles of Kamataka we had never seen any Chinese but we knew stories in the Mao Zedong and his red guards invading Tibet and occupying ourcountry …

チベットの学生たちの新たな抗議活動

24日の早朝、SangchuのLagrangにあるチベットの学校の学生たちが、学校を抜け出し、中国政府に抗議するためデモ行進したことを昨日のPhayulが伝えていたが、Facebookにそのときの模様を写した写真が出回っていたので、こちらにもペーストしておくことにする。…

チベット医学で、元気をとりもどすぞ

ここ数日、春が訪れ、気温とともに身体も精神もすっかり弛緩して、どうもいまひとつ集中力が足りない。できるだけ早く前に進めなければならないはずの(予定ではとっくに終わっているのだが)あれこれの懸念事項、リサーチや段取りがあるというのに、やる気…

パンチェンラマ報道から一日経って。

昨日のcorriere紙の報道に、われわれは愕然とした。 チベット問題を知らない人々、しかも発言者がどういう経歴を持った人か知らない人は、ああ、そうなのか、と鵜呑みにしてしまうだろう。しかも発言者が中国人でもなく、チベット人でもなく、第三者的な立場…

チベットって、日本で一体どういうイメージなの?

わたしは、もう何年もイタリアに暮らしていて、こちらでチベットのことをいろいろ勉強したものだから、日本での一般的なチベットのイメージというのがいまひとつ分からない。去年の3月14日のラサでの大規模な抗議活動以来、何人かの友人や父親から「危険…

瞑想はいかがわしいのか。

日本の友人にチベットが大好きだ、瞑想も実践したい(結局、なかなか定期的に実践できないのだが)と話すと、約半数の人から「え?ついにハリシュマも宗教にかぶれたのか」という反応が返ってくる。 反対にイタリアで「何の宗教を信仰しているの?」とたびた…

チベット内部、緩まぬ緊張。

チベット内部、Sichuanの農家の人々の、いっさいの耕作を拒絶するという静かなる、しかし断固とした講義活動が続いている。 http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article6074301.ece 北京は、この抗議活動に対し、地域を武装警官で包囲すると…

パルデン・ギャツオと『雪の下の炎』

間もなく日本では、楽真琴監督のパルデン・ギャツオ師のドキュメンタリー『雪の下の炎』が封切られることと思う。 この映画は、つい最近、トリノのフィルムフェスティバルで上映されて、絶賛を受けた作品だ。この映画の評判を聞きつけて、ぜひ観たいと集まっ…

Global issue としてのチベット。

Tibet issueに関わりはじめた理由、つまり個人的なモチベーションというのは人それぞれだし、実際のところ、それはきっかけにすぎないのかもしれないと思う。わたしの場合はチベットの密教を面白いと思ううちに、チベットの青年たちに巡り会って、いよいよチ…

ミラノとローマのデモ 写真

28日、ミラノとローマのデモが予定通り行われた。写真をアップしとこう。 フーチンタオの鼻もピノキオ。可愛すぎる。 イタリアのTibetan Comumunityのイニシャティブで、この抗議活動が行われたが、今日のデモはとてもHeavyだった。 わたしはローマのデモに…

なぜ、Tibet? 個人的理由

Tibet Issueに関わりはじめて、ときどきモチベーションを再確認したくなることがある。なんでイタリアくんだりでTibetなの?と自問自答することが往々にしてあるのだ。まず、わたしはTibetに出会うまで、こんなに一生懸命他人の問題に首をつっこんだことはな…

チベットで、再び抗議活動。

Mi hanno riferito che ci sono state nuove manifestazioni a Kardze. Corre voce che un tibetano sia stato ucciso durante gli scontri. Ieri sera le truppe di occupazione hanno effettuato numerosi rastrellamenti ed arrestato decine di persone.…

これは、分析しなければいけない記事だ。

MSN産経ニュースより来月ロンドンで開かれる20カ国・地域(G20)金融サミット(首脳会合)を控え、外貨準備で大量のドル資産を保有する中国が、基軸通貨ドルに代わる国際準備通貨の創設構想を提唱し、オバマ政権に揺さぶりをかけている。金融危機下で膨…

新しいシンボルが出たよ!

今朝、新しいデモのお知らせがやってきたが、 デザインがもっと可愛くなっていた。可愛すぎる。好意的すぎる、とわたしは思うが、イタリア的ということで、黙っておこう。嘘つきども! チベットは自由だ! とスローガン。

RomaとMilanoでデモをするよ。

まったくふざけた話である。60年もの長い間、極悪非道の手練手管と暴力でチベットを侵略、蹂躙しておきながら、中国は2009年の今年を「チベット農奴解放50周年」としてお祝いするのだそうだ。その記念式典はラサで3月28日に行われる。今来たtibetan communit…

やっぱり今日はTibetで

金曜日からこっち、こんなとんでもないことがチベット内部で起こっているのか!と愕然とするVideo Footageがチベットの亡命政府から発表され、http://www.youtube.com/watch?v=A5qfua99ryI&feature=related金曜にアップされたyoutubeの映像は、その残酷さゆ…